今年度、モデル事業「 高見校区 みんな de Bousai事業 」に、ご理解、ご協力いただき心より感謝申し上げます。
 
 2011年に起きた東日本大震災から2014年の広島土砂災害、2016年の熊本地震災害、そして昨年7月に起きた朝倉、東峰村の九州北部豪雨災害と近年、全国各地で災害が起きています。昨年の九州北部豪雨は、高見校区でも避難指示が出たり、一部崖崩れがあったりと被害がありました。私たちが住んでいる北九州市は災害の少ない街と言われながら、いつ起きるか分からない時代になりました。
 このような時代に、「 現在、我々に出来ること、やらなければならないこと 」は何でしょうか。災害が起きても、地域住民が誰一人として被害に遭うことのない「 災害にも強い街 」を作ることが必要ではないかと考えています。
 高見校区は、穏やかで環境もよく、安全で安心して暮らせる素晴らしい街です。これも、現在まで築いてくれた先人の方々のご尽力の積み重ねのおかげであると思っています。何もしなくて住みよい街が出来るとは思えません。
 現在、我々が「 更に積み上げるとき 」と思っています。それが「 防災 」です。
 高見まちづくり協議会は今回の事業をきっかけとし、今年度以降、「 防災 」は毎年活動していきます。
 12月に行いました「 避難訓練 」では、自治会を始めとする多くの方々のご協力で550名を超える参加がありました。校区の意識の高さを感じることが出来ました。今後毎年、避難訓練を行い、その時の問題点を改善し、高見校区に合った避難方法を構築したいと考えています。
 今年度中には、「 高見校区地区防災計画 」が出来上がります。これは、高見校区地区Bousai会議に参加していただいた方々で話し合った内容や避難訓練の状況を見ての計画となっています。今後、避難訓練を始め、町内ごとの緊急避難場所の設定や「 防災隣組 」の意識の徹底等の防災事業を継続しながら、毎年更新していきます。また、町内会ごとの住民の世帯状況が簡単に分かるマニュアルを作成し、災害時の住民の状況が少しでも判断材料として活用する予定です。
 このように高見まちづくり協議会、自治区会を中心に学校関係、団体、企業と連携を密に取り合いながら、「 災害にも強い街、犠牲者ゼロの街 」 を作り上げたいと計画しています。
 校区住民一人一人(あなた)のご理解、ご協力が絶対に必要です。何卒、活動に賛同いただき、出来る範囲で構いませんのでご協力お願い申し上げます。
 
 
平成30年2月
高見まちづくり協議会 会長 伊藤一義
 
 

北九州市八幡東区高見2-8-20

    高見まちづくり協議会
    
銀行や郵便局の金融ゾーン、スーパーや市場等の生活利便ゾーン、また医療ゾーンなど高齢者を含め誰もが歩いて500以内で行けるように設計されている地域が70%を占めています。
北九州の中心にあり、大変住みやすい地域です。七条のバス停からは、小倉・黒崎・戸畑に約20分で行くことが出来ます。
 
高見まちづくり協議会では、ふれあいのある心豊かなまちづくりを推進することを目的として活動しています。